rendezvousについて

今回NEORT Vesselに出させて頂いている作品「rendezvous」について書きます。

そのためには私が持つShaderへの思い、NEORTに対する思いを経由する必要があるので、順にかいていきます。

Shaderへの思い 私の活動

私はShaderが大好きです。
プリミティブであるがための柔軟性があるからです。

ここでいう柔軟性とは何かというと、その中であればカメラも視錐台もすべてそうあるように定義して使っているというだけで、実体はベクトルと計算であります。
レイマーチングで定義される三次元というのも、私たちがそうあるように調整しているだけなので、全く新しいものを定義することや、定義されていないものを絵にすることもできます。
先程発表された新しいノイズアルゴリズムも、40年前の論文にあるアルゴリズムも等しく扱うことが出来ます。

だから私はShaderは最高の砂場だと思っています。
お酒を飲みながら砂場遊びするのも好きですが、色んな人の作品を見るのも、自分にない視点や技術を知れるので好きです。

より多くの人にこの楽しさを伝えられたなら、さらに多種多様な作品を見られると考えた私は、あらゆる手段で楽しさを伝えようとしてきました。

Shaderでモデリングを行うというテーマで登壇した時の資料
docs.google.com
イベントページ
大xR Tech Nagoya #8|IT勉強会ならTECH PLAY[テックプレイ]

お絵描きというテーマでShaderに興味を持ってもらおうとかけた募集


Discordサーバーとして今も存在しています

IAMASで簡単なワークショップを行った際に使用した雛型

Shader単体で伝えようとしてもなかなかうまく行かないと思っていたころに、私はTouchdesignerを触り始めます。
GLSL TOPというShaderをかける場所をTouchdesignerの中で見つけます。
私はパラメータとして音やセンサーの値を渡して、過去に作ったShaderを動かしていました。
そこで、Shaderが持っている、コードをほとんど変えることなく環境をまたいで同じ絵を使える性質を利用できると思いました。

Processingをはじめとしたクリエイティブコーディングの各コミュニティ全体を包む大きなコミュニティとしてShaderのコミュニティが出来たら、環境を越えられるShaderの強みをを活かせて盛り上がりそうです。
そこで共通言語としてShaderが登場したら、Shaderがもっと親しまれるものになると今は考えています。

NEORTとの関係

NEORTはデジタルアートという枠の元、色んな環境で生みだされた作品を投稿できます。
様々な手法で制作された作品が一堂に会すことで、環境毎のプラットフォームでは得られなかった刺激を私は受けてきました。

クリエイティブコーディング等の各環境ごとのコミュニティ全体を包む大きなコミュニティとしてのNEORTは、私が持つ「大好きなShaderの楽しさを多くの人に知ってほしい」という目標に近づくうえで重要なものだと考えています。

作品

私がNEORT Vesselに出させていただいた作品の名前はrendezvousといいます。

お話を頂いたときに、色んな手法で表現する人達が一堂に会し、手法の垣根を越えて交流する様子が浮かびました。
境界を越えて混ざり合うことをイメージして、集結する 人が集まる場所という意味でこの名前にしました。

作品の一番の特徴である曖昧な境界を持つ流れは、始めに抱いたイメージを直接表しています。
レイマーチングで用いられるオブジェクトとレイが接触したかの判定を大きめに取ることでこれを実現しています。
このやり方が用いられているものをあまり見たことがないのですが、私はこの手法を使ったことで表れる曖昧な輪郭がとても好きで度々使っています。

線が溶けながら集まったような流れと、溶けている物体の流れの大きく二種類のシーンが存在します。
これは溶け合う様子を遠くで見ているもの、近くで見ているものの2つとして作りました。
混ざる中でも個が失われることがないようにと考え、はっきりした色が強めに出るようにしました。


今後更に大きなコミュニティとなっても、多種多様な人が語り合い混ざりながらも個を失わず、刺激し合える環境になっていくことを願っています。

ぜひご覧ください✌
vessel.neort.io

「Sink」考えたこと

Sinkを「物思いにふける」という意味で使いました
Neortの説明文にかいたことがほぼすべてなのですが記録を兼ねてここにも書いておきます

人が考えるとき、思考の海に沈む/思考の海を泳ぐという言い方があります。
この表現は僕はとてもしっくり来ています。
僕自身何かを考えるときは深く深く潜っていくようなそんな感覚があります。
そこで僕は色んな考えを映像として見ます。

他の人はどうかわかりませんが僕が何かについて深く考えるとき、目を閉じます。
沈んだり泳いだりする思考の海でいろんな映像を見るということは、思考の海にいくものはきっと目玉であろうと思いました。
もう一つの理由として、人間が一番情報を得ている器官は目玉なので、思考の海に潜らせるなら目玉だろうとも思いました。

思考するために閉じた瞼の下では目玉が思考の海に行ってます。


ここで海と水族館の話です。
水族館は海で生きているものを、捕まえてきて展示する場です。

思考の海も海である以上、そこで捕まえたものを展示する場があってもいいと考えました。
だからこのSinkでは、目玉がとらえられて展示されています。

誰が展示しているのかはわからないけれど、その人は他の人が何を考えているのかきっと見れる存在なのでしょう。
また、海を通じて思考って実はつながっているのかもしれないって思います。



www.youtube.com
こちらは音を付けたものです
音がないものだと、水槽の中の目を見てるのは別の目だけど、音がつくことでその線は完全に消えますね
目玉だし

作った時期は全然違うんですが、色んなものが無限の広がりの中漂っている思考の海の中の音として、この音は合ってると思ってます

tonoshake大学記まとめ

そろそろ大学を卒業するって思ったら自分が過ごした学び舎への愛おしさが爆発したので、忘れる前にその気持ちを書き認めます。
今回は僕がシェーダー入門する前の時期、大学入ってから2年末までこんなことやってたよっていう日記です。
シェーダー入門してからは寸暇を惜しんでシェーダー書いてたのでシェーダーシェーダーシェーダー。

この記事は大学の図書館3階、一番奥の南側のコンセント近くの席で書いています。
図書館でつかう時はだいたいこの席でパソコン広げて、レポート書いたり調べ物したり色々してました。
そこに友達がいたりいなかったり、南向きの窓から差す光が暑かったり、たまにマイクラやったりしました。

今はコロナウイルスの感染対策で、この四人用の机から椅子が二脚取り払われてます。
更に、対面に座らないように三角柱を横に向けたようなものが空きスペースを塞いでいました。
それら障害物はコンセント側の席に設置してあるため、電源を使おうとすると障害物を腕の中に抱くような滑稽な形になります。
私は今、そんな滑稽な様でこの日記を書いています。

入学前

私は工業高校の出です。
大学を志したのは高校一年の頃、理由はプログラミングが楽しかったから。
勉強をしっかり始めたのは高校2年の末ごろから。
2年末時に試しに解いたセンター試験では、国語が120くらい、数学2の代わりに工業高校生が受けられる情報で7割くらい、他は散々でした。

そこから一年かけて、地元国立大学の工業高校生枠の科目にしぼって勉強しました。
先生に授業終了後マンツーマンで授業していただいたり、塾に通って自習室が閉まるまで勉強させてもらったりめっちゃくちゃ周りに支えられて支えられて、
その結果国立大学には落ちました。

入学試験用の勉強はしていなかったので、センター試験の点数で受験できる大学いくつかへ願書を出しました。

そこで受かったのが僕が今いる大学です。

大学1年

知り合いなど誰もいない環境に放り出されたら、グループができる前に動くことが大事だとわかっていた賢い私は、初日のバスで早速動きます。
たまたま隣に座った人へ高校時代の話、これからの話、入学した方法などなど色んな話を振ります。
聞けば彼も工業系の高校をでているということだったので、専門的な話で一気に仲良くなりました。
彼は(Kとします)バンドを組んで音楽をする経験を高校時代にしており、大学でもそういったことがしたいということでした。
私は高校時代は弓道をやっていたので、なんかそういうことをやりたいなとふわっと考えていました。

サークル見学が始まりました。
私は大学最初で唯一の友人であるKとともに、音楽サークルの勧誘ライブを見にいきました。
ライブハウスにいったこと、そもそもライブを見たことがない私にとってそれは刺激的で楽しいものに映ったのです。
幸いベースギターを持っていた私は、音楽サークルに入ることに決めたのでした。

並行して、面白そうだと思ったサークル二つにも加入します。
同じ規格のロボットを自分たちで作ったプログラムで動かし、こなせたミッションの数を競うサークル、情報系の設備使い放題のサークルです。

一年の間は主に音楽サークルとロボットサークルで動いていました。
初めて行ったライブで過緊張して震えが止まらなくなったり、ベースを弾く指が血まみれになったりしたことで一年で辞めてしまいますが、自分の人生の糧になるような楽しい経験をたくさんしました。
情報系サークルは結局あんまり行かず仕舞いでしたね。学祭の出し物を手伝ったりはしましたが。
ロボットサークルはプログラミングたのしそうっていうぐらいのふわっとした僕には、ついていくのでいっぱいいっぱいでした。

講義の話です。
グループを組んで受ける講義がありました。
誕生日の日付でグループを決めるって話だったのですが、他の講義の抽選に漏れてから参加した僕にはそのルールは適用されませんでした。
26日生まれの人が集まっているところに16日生まれの僕が入ったと記憶しています。
そこであった二人とは卒業する今も付き合いが続いていますし、私の在学中の人間関係の半分はここから蔦のように伸びていきました。

この科目の勉強で大学の書庫を使ってました。


単位は落としました。難しかった……

基礎数学が全くできなくてグループ講義でできた友達や、ロボットサークルの友達にききまくってました。
本当助けられた。

プログラムの講義はめちゃくちゃ楽しかったです。ええ。
Cをつかってポインタやらなんやらmallocがどうとか すごいパズルやってるみたいに楽しくて課題で色々遊びました。
自己複製するプログラムを書いて悦に浸ったこともあります。配布はしてないです危ないからね。

大学2年

線形代数がありました。
これが本当にわからなくて、講義のたびに異国に飛ばされたように呆けた顔をしてました。

わからんってなった後、放課後はロボットサークルでもりもり動いてました。
僕自身が特別何かしたかっていうとそうでもなくて、チームメンバーがすごい理解の上で頑張った結果、日本一になりました。
調べると記事とかなんか色々でてきます。
このときに大会が実施される横浜に行って中華街で飯食ったりなんやかんやしました。
関東に行くのはこれが2回目で、またいきたいと思った結果、3回生の1月末に東京に行くことになります。

線形代数も終わった2年の半ばごろにこの本にあいます
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広告収入とかはないので安心して踏んでね。

めっちゃわかりやすくて線形代数のイメージを頭の中に持てるようになりました。
今まで無味無臭だった数学が実体を持つようになったのもこのころからです。

グループ講義でできた友達から広がった僕の交友関係の中で、Blenderを趣味でやってる友達がいました。
BlenderはいいぞBlenderはいいぞっていうBlenderおじさんだったのですが、VRChatの存在を知ったことで僕もBlenderおじさんになります。

VRChatに入ってみて、今は亡き桜広場をタイヤのアバターで跳ね回ったり韓国の人と話してたら、楽しくなっちゃってアバターを作りたくなりました。
そこから僕のCGが始まりました。
Blenderおじさんに聞いたり本で調べたりしてやっとのことでアバターを完成させます。


めっちゃがんばった

そしてツイッターのアカウントを作ります


KodonっていうVRスカルプトモデリングができるソフトをつかって色々やってました。
アプデされてさらに強くなったらしいですねKodon。

そこからは講義で学んだ画像処理の知識をシェーダーに突っ込んだり云々カンヌンしてここのあたまにつながります。
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大学行ってなかったらCG触ってなかったし映像に興味持ってたかどうかわからないです。
少なくとも今楽しい楽しいで毎日送れてるのは、興味とか面白そう!っていうのを指針に物事をきめて、それを支えてもらえる環境にいたからです。
この4年は最高を積み重ねて最高にできたので、先の大学院生活やその先も最高でありたいなって思ってます。

tonoshake、ご期待ください。✌︎

シェーダー始めて二年目なのでシェーダー周り濃い目でまとめる

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この記事の2年目版です。

1月28日は僕がシェーダーを始めた日なのでこの一年でやった事をまとめようと思います。
この一年は自分にとっていろんなことが大きく変わった年になりました。


この日東京から帰ってきました。
三日間東京に行っていろんな経験をしてきました。
ずっと見たかったteamLabの常設展示を二つ(Planet,Borderless)を見れて最高でした。

それを踏まえて。


帰ってきてすぐこのシェーダーを描きました。
forで回せば行数減らしてかけるってことに気づいて、すごい興奮しながら書いたのを覚えています。
このシェーダーは未だに気に入ってよく使っています。


米津玄師のHYPEをみにいって、その興奮を何とか表現できないかと書いたシェーダーです。
このあたりから何かを表現する行動としてのシェーダー書きを行い始めたように思います。


ビルボードに三次元の模様をスライスするように表示したら、メッシュと関係を持たせながら溶ける表現ができるんじゃないかって思ってやりました。
めっちゃ重かったので色々やったものの実用的なものはできませんでした。見た目は好き。


vket5に出るということを考えていたので、レイマーチングで無限に続くブースを作りました。
魚も貝も地形もわかめも全部距離関数でモデリングしました。
ここで頭をひねった経験が今も活きています。
これ自体は軽量化の知識もなかったので、フレームレートが出なさ過ぎて没になりました。


レイマーチングと普通の物体との重なりを表現したくていろいろ試してました。
GrabPassで深度を色に書き込んでうんぬんかんぬんしました。 詳しいことは忘れてしまった。


距離関数でのモデリングに楽しみを見出して、自分の趣味であるダーツからダーツボードを作りました。
極座標とsinを組み合わせてやったのですが、この発想はvketのブースを作った時に作ったシャコ貝から持ってきています。


vketのブースは海をテーマにしようと共同で出すよつばさんと決めたので、海っぽいシェーダーを描きました。
自分的推しポイントは差し込む光と魚の動きです。 魚の動きは頂点シェーダーで制御しました。
後述しますがこの空間は無限に広がっています。



この頃海に凝ってて、海をテーマに色々考えていました。
普通の水面では面白くなかったのと、解像度落としたいって思いが重なった結果、円柱の水面を作るに至りました。
僕はこれが結構好き。


KlabExpertCampの応募書類にかいたフラクタルを使いたいってのを実践したやつです。
メンガーのスポンジをベースにコネコネしました。
僕がずっと苦手でずっと惹かれてる人体の一部である目玉をようやく作品内に顕現させられたものなので、思い出深いです。
最近は克服しましたが、僕は人の目が怖すぎてみることが出来なかったです。
のぞかれているような感覚がとても苦手です。
しかし、怖いものには不思議と惹かれるもので、僕の落書きは大体目に関するものでした。
そんなような背景があってのこの目玉なので、僕の一つの転換点といっても過言ではない作品です。


demoをつくりたかったのです。
これまで僕が作るものにストーリーはなかったのですが、ここで初めて物語が生まれます。
まどろみの中に見た姿を変える影を、他の人が見える形に吐き出したものです。
shadowrayっていう考え方を自分の中に落とし込んだものでもあります。

歩いてるっぽく足跡を出したり足を動かしたりするための調整にめっちゃ時間をかけました。



案だけで消えてしまったものですが、僕の嫌いなものである深海の巨大生物を体験に落とし込んだやつです。
僕は深海も巨大生物も恐怖を感じます。それ故に好きです。
それをVR上に作ることで想像から体験に変化させられました。

自分で体験して満足しちゃいましたが。


vket5のブースです。
最高だから見て。



水に凝ってた。
奥行きのある物体に水を貯めたくて。


これを料理で作ったから
鯛をスカルプトモデリングで作った。
鱗ブラシを作って、法線をベイクして、クアッドリメッシャーでいい感じにして ってワークフローを確立した。


泡を作るために今までにないアプローチを試みたやつ。
Breathing Underwaterの曲をイメージして作った。
www.youtube.com



テクスチャに頂点座標を焼いて2つのモデルをいききさせてみた
レイマーチングの距離関数みたいにスムーズに変化させるつもりだったけど、かっこよく変化させるのもよかったのでこっちがお気に入り。


あまりに就活がうまくいかないので、願掛けもかねて作った仁王像です。
本気スカルプトでやったのでクッソ疲れた。


耳なし芳一感ある全身文字の人をつくろうとした。
ノイズから文字っぽいものは作れるのかなって。


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このあたりで鬱になります。

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鬱の経過2です。

このあたりでElectroSwingにドはまりします。
ついでに作曲を数年ぶりにやり始めた。
作った曲
soundcloud.com


KLabExpertCampで自分の最高の作品を吐き出した。
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WebGLを触ってみようと思ってとりあえず触って絵を出したやつです。
空間フィルタをバリバリ使って楽しくなった。


名古屋市の栄をもとに作成したファンアートです。
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neortのベストアートに選んでいただきました。
medium.com

たしかこの辺りでIAMASに受かった。


sinで座標を繰り返すことの利点をもりもり使った作品です。
球がくっつくのがいい。

細かいけど靄が地形で遮られるように考えて実装したので、そこ褒められると嬉しいです。


AvatarAward2020で最終12体に選んでいただきました。
youtu.be
カエルが歩くよ


houdiniの勉強を進める中で作りました。


クリスマスっぽいのをやろうと思って仁王さんにクリスマス衣装を着させました。


ClusterGameJAMに参加して楽しい筋肉ゲームを作りました。
Musclephoseで検索すると出てくるのでよかったら。


プラントの話しながら作ってたのでこんな感じです。
absとclampをつかってあれこれしながらパーティクルも飛ばしてみました。
結構楽しかった。


toonなものにここからはまり始めました。


作務衣を完成させた。
めっちゃ部屋で着てます 最高の着心地


最高のかわいいやつ。
多くは語らないので見てほしい かわいいので


プリンってお題をもらって作ったやつ。
これもかわいい   カワイイに目覚めました。


この時期心が荒れてたので強くありたいと思うその決意表明を作品でした。
実は刃先と柄がない。


この一年は本当に激動の年でした。
来年再来年ともっとやべえ年にする予定なのでよかったら見ててください。
幾つか楽しい予定もすでに入れてあるのでね。

今年もよろしくお願いします。

自分の軸について言語化した日記と抱負

自分の軸になってる部分について言語化します。

僕は自分自身が恥ずかしくない生き方をしたいと昔から思っていました。
恥ずかしくないの具体的な部分にはいくつかの複雑な要素が入り混じっていますが、少しづつ噛んで字として吐き出していこうと思います。

書き終わった結論から言うと、僕の中で渦巻いてる部分を全部言語化するのは無理でした

1

恥ずかしくない生き方で大事だと思っているのは、自分の行動すべてに対して自分がそれを選んだのだという意識です。
人の意見があったり、超えなきゃいけない壁があったとしても、結局自分を動かすのは自身の意思なので自分が自分を動かしていて、行動によってもたらされた結果は自分に起因するものだとしっかり認識している必要があります。
どれだけ強い意見があったとしても自分がそれをよしと思わない、納得できないのであれば、それに従うことはよくないことと考えます。

2

自分の行動で自分の首を絞めることになったとします。
しかしその直前で踏みとどまれる手段を自分がよくないと思ったのならば、実利より自分の意志を重視して行動します。
そのために自分が苦しんだ経験はありますが、自分で選んだことなので後悔はしていません。

3

人の悪口は言わないです。
その人に伝わる伝わらないに限らず、それを言うことで自分の品位を下げているように感じるので余計なことはいいません。
たとえ悪い面が見えていたとしても、それはその人の一面でしかないと捉えます。
もし悪口を言っていては、いい面を見せてくれることもなくなりますし、言われてたら見せる気なくしますよね。

4

人にものを貸すときはあげるつもりで渡します。あげたくない相手には渡しません。
自分は人から何か借りることは極力しないです。もし借りたとしたらできるだけ速やかに返します。
当たり前のことです。
しかし、例えば貸したものが戻ってこないと騒ぎたくなるとかそういう衝動はまだ残ってしまっているので、いまだに達成することが出来ていません。難しい。

5

やると決めたら全力でやります。
やると判断した以上中途半端なことをしていては恥ずかしいので、自分の全身全霊をかけてやります。
そのために納期とか期限を破ることはまた違います。

6

僕が一番できていないことでまだまだ未熟だと思うところです。
人に心配されるような面はできるだけ見せない。
自分の弱い所はできるだけ自分で何とかするか協力してもらって解決するかをしてから人に見せます。 
この部分の言語化だけ僕的にはしっくり来ていません。
あれ出来ないこれ出来ないって騒ぐよりそれを解決する方向へ向かうようなポジティブな行動を行っていきたいです。

最後に

恥ずかしくない生き方で、上にあるものすべてに勝る一番大事なことは人を巻き込まないことです。
他の人に対して自分の考えを話すのはいいですが、押し付けることは絶対にしてはならないと考えています。

僕は僕だという誇りをもって、僕にとって恥ずかしくない生き方で今年一年も戦っていけたらなと思います。
新年一発目の日記でした。

これまでとこれから 2020年12月30日現在

これまでとこれからを記します。

今までやってきたこと

tonoshake.hateblo.jp
twitter.com

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youtu.be
tonoshake.hateblo.jp
tonoshake.hateblo.jp
初期のものはあまり書いてないですが、自分が気合入れたものは大体ブログ記事にしてます。
気になるところがあれば更に掘り下げた記事を書くかもしれません。

今やっていること

深度とRGBの入力から部屋のライティングを変更しよう!というものを研究でやっています。
youtu.be
右が現実の部屋で左がライティングをし直した部屋の映像です。
光源を回転させること、金属に適したライティングモデルを実装することで反射光が強く出るようにしたことでわかりやすくしています。

どうして深度とRGBの入力だけにこだわるかというと、手軽さを重視しているからです。
手軽さの指標となるのがスマホかなと僕は考えたので、スマホに搭載され一般化してきている深度カメラとRGBカメラだけでできるようにしたかったからです。
最終的にはスマホ1つでリアルタイムに部屋のライティングをし直せるようなものを作ろうとしています。
しかし僕の代だけでは大枠を作るところで時間切れ目前なので、興味がある後輩が引き継いでくれたらなと思います。

これからやりたいこと

僕は来年IAMASに進学します。
そこでやりたいなと思っているのは、音と映像の質感を揃えるという事です。
www.youtube.com
音と映像の一致具合はこれがわかりやすいと思います。

しかしここまで映像先行ではなく、もっと音も映像も等価に扱うような物を目指しています。
必要になるだろうなって思っているのは機械学習のスキルと多少の音楽の知識です。
ちょっと音楽は触ってたのでいいとして、ほぼ知識のない機械学習は近いうちに覚えていきたいです。
友達が読み終わり次第生成系の機械学習本を借りる予定です。わくわく

アバターアワードを見て自分にとってのアバターって何なのかなって考えた

昨日アバターアワード2020でうちのハスサブローがランウェイを歩かせてもらいましたイェイ

まだ見てない方はぜひ!↓ カエルのランウェイです
www.youtube.com
https://youtu.be/GFA7698uhXs?t=6685
そこでは各分野の専門の方がアバターについて色々お話ししていただいているのをきいたり、プロの動きで動く生き生きしたアバターを見たりしました。
(大前さんの、「演じたくなるキャラクターなのかも」 ってお話が特にうれしかったです)


最後に残った12体を見て思ったことがあります。
vrmの仕様に明るくないのですが、思ったより人間の形をしたものが多いなという印象でした。
自分の中ではvrchatの多種多様で混沌とした見た目がいりまじったものがアバターだったので、皆二足で歩いてて思いっきり人から外れているものもほぼいないのは意外に思います。

今までvrchatの外のアバター文化にほとんど触れてこなかった自分は、アバターを10体作った中で人間は1体だけです。
もっと外のアバター文化でどうなっているのかわかりませんが、今回のアバターアワードという枠組みでは人じゃないアバターっていうのはマイナーだったので、外でもマイナーなのかなと考えました。

自分の分身って意味で作るから人ベースの親しみやすい形が多いとか、ゲームのアバターのように思い切り人から外れるものは使用者が選びにくいとかいろいろ理由っぽいものは思いつきます。
僕自身はアバターそのものに対して自分の分身って意識はなく、好きなものを詰め込んだ器でしかありません。
そのあたりの考え方の違いがアバターの形に作用してたんだったら面白いなって。


ここまで書いていて思ったのは僕は、アバターをいろいろ切り替えるところになりたい自分を見出しているように思います。
AになりたいBになりたいとかではなくて、A→Bになれる自分になりたい みたいな感じです。
その場その場で合ったものに変化できることへの憧れ、思い返せば結構ありました。
キャラクリが結構自由なオンラインゲームをやっていた時もたくさんの見た目のキャラを作って切り替えながら遊んでいました。

ちょっとかっこよく結論付けるとvrcでアバターをロードするときのあの青いプリズマンみたいなのが自分がなりたい姿なのかもって感じです。
おしまい