第4回Shader1weekCompoに参加して作った「sakae」の解説を語る

そもそもShader1weekCompoって何って人へ

ざっくりいうと一週間でシェーダーかいて楽しもうっていうものです。

ホームページがあるのでそちらを見るのが良いと思います。
www.shader1weekcompo.org
公式ツイッターで過去の作品の紹介してらっしゃるので空気感が分かるかも。
twitter.com

sakaeの解説

の前に一週間遅刻してすみません本当に……。でも、次回は這ってでも出すって言ったのは守りました。

webgl

動画版

若干更新かけたのでwebgl版を見てほしいですが、重めなので気を付けてください。


解説です。
この作品は私と都会の関係を表現しています。
私は今大学四年生です(2020年10月現在)
生まれも育ちも田んぼの中だった人間が、大学進学を機に都会に触れ続けて三年と少しでどう変わったかを三段階で表現しています。
触れた都会には名古屋と栄がありますが、栄を目的に行くほうが多く自分の好きなバーもあるので栄が都会の代名詞になっています。
~15秒
栄の町を歩いています。まだ慣れていない初々しさを持った自分です。
動きの硬さで町の雰囲気になじんでいないおそるおそるな自分を表現しました。
おのぼりさんっていうのかな。

大学一年の頃ですね。

~25秒頃
調子に乗ります。栄を自分の庭のように感じるようになってめちゃめちゃ通っていました。
あんなにおそるおそる歩いてたところを、ぐるっと回りながら看板を抜けて、風のように飛びます。
栄の流れに乗って街の一部として動き回るようになっていた自分を、風のようになることで表現しました。
この頃に大学生特有の、働くのをどう思うかとか自分の手でお金を稼ぎたくないかっていって近づいてきて、レッスン料を取ろうとするような人と良く会ってました。
実際詐欺かどうかはわからないですが、二人組のうちのレッスンを受けた弟子ポジションの人が成功するような気配はなかったです。元気にしてるかな?
あとダーツにめちゃめちゃ打ち込んでました。大学終わった19時過ぎくらいから満喫へ一人で投げに行くことを続けていました。

大学二年の頃です。

25秒~
都会慣れします。いつでもいけるしいいやろって感じで栄へ行く機会がぐんと減りました。
栄の流れとかそういうものを外から眺めるようになりました。上空から眺める視点でそれを表現しています。
気になるものがあるときだけ行くような関わり方をし始めました。
xRTechNagoyaに出会ったのはこの頃です。自分を伸ばしてくれるような出会いをたくさんしました。
ツイッターで見つけたイベントへ参加って初めてだったので、慣れた自分でもめっちゃ緊張してました。
行くって決断した自分を褒めてやりたい。

大学三年~現在です。

推しポイント

ポストプロセス決まりすぎてて、風のように飛ぶ15~25秒の流れる街並みがめっちゃ良い
飛ぶ視点から上空視点へ移るときのトランジションが完全にキマッてる 最高
特に看板の色がぼやーって焼ける紙のように失われていくのが最高に好き ここ入れようと思って作っちゃった自分はきっと天才だと思います。
最後の上空カットで、fovを2. - dot(p,p)したあの丸い地球みたいになりながら看板の明かりがギラギラしてるのは良さが過ぎる。
ここ作ったのが自分かどうか疑うくらい意外性のあるカットになってる気がする 好き
そこに移る前に画面周りを看板の光が伸びていくところが一瞬あって、それ自体は偶然の産物なんだけどめっちゃ良い
ご飯三杯はいける。


複数枚用意した低解像度レンダーテクスチャに3x3ガウシアンブラー掛けたものを、深度で重みづけして合わせるってのを実装できてよかった。
ちょっとブラー掛けすぎたのか解像度低めっぽくなっちゃったから、次はそこだけ何とかしたいなと思いました。

最後にこのsakaeはかねたさんの作品である「Delayed」のクラス構成を真似して使わせてもらっています。
neort.io
↑こちらです。

webglの知識が全然ない自分がsakaeを作れたのは真似したおかげです。本当ありがとうございます。
次はもっと読み解いて、自分なりにかけるといいなと思います。