うつ病になった話 経過

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この記事から一か月くらいたったので、その間にやっていたことや自分の変化をまとめます。

やっていたこと

正直なにもつくれてはいません。
映画を見たり人と話したり、家族や友達と近場に出かけていました。

映画に関しては、自分が過去に気になっていたけどみていなかった映画から見始め、アワビさんはじめ皆さんにお勧めしていただいた映画を見て今という感じです。
お勧めしていただいた映画は、初めて知ったものばかりかつ初めての白黒映画でとても新鮮でした。
話の流れというものを意識してみることで、まとまり方の美しさというものを感じることができました。
アラバマ物語」と「三十四丁目の奇跡」はもう見ましたが、「素晴らしき哉、人生」をまだ見れていないので明日病院から帰り次第見ようかなと思っています。

shader1weekcompoに関してですが、butadieneさんから直接誘って頂いていたのに作品を出せなくて申し訳ないなと思っています。
遅刻組としてでも出せそうなら作品を出すつもりではいます。
無理そうなら次の機会には是非参加したいです。

人と話したというところでは、本当に過去にないくらい良く話したような気がします。
変化のところで詳しく書きますが、家族だったり友達だったり自分以外との時間についての考え方が変わったのが要因のような気がします。
特にうつ病を持っている友達には一番、症状の不安とか薬についてとか辛い時の過ごし方とかを相談しました。
私がうつ病になった報告をした時に初めて、彼女もうつ病をもっていると教えてもらいとても驚きました。
この一月でたくさんの話をいろんな人としましたが、特に彼女の存在は大きく、今では一番大きい心の支えだといっても過言ではないかもしれません。
何でも話し合える人の存在がこんなに心強いとは思っていませんでした。

私の変化

どうなったかを言う前に今と比べて元々どうだったかを言う必要があります。
私はもともと自己中心的なところが強く、何か作っている自分という存在が一番偉いかのような振る舞いを無自覚のうちにしていました。

前の記事で書いたように、私は何をやっても集中が続かなくて何も作れない自分になってしまったのです。
私は何か作っている自分にしか自分の価値を感じられないような節があったので、自分で自分を認められない苦しい状態になっていました。

しかし、その状態も自分だと受け入れたところ、少し視界が開け親のこと、友達のことなど周囲のことが目に入るようになりました。


映画でいろんな人生を追体験したからなのかわかりませんが、私は今の当たり前は後で戻ろうと思って戻れるわけではないことを考えるようになりました。
例えば、私の親は今50代なので平均寿命から考えるとあと30年くらいで一緒に酒を飲んで話すようなことができなくなります。
うちで飼っている犬は何歳だったか忘れましたが、犬なので向こう10年以内に死んでいてもおかしくありません。
私は今21歳の実家暮らし大学生ですが、東京で働きたい願望があるので実家に帰ってくるのは年に数回とかになるでしょう。
私の祖母はがんをもっているので、数年でいなくなることも十分に考えられます。
大学の友達だって働き出したら会う機会はぐっと減るでしょう。
それ以外に仲良くしてくれている方たちも、今の環境が変わって関われなくなることなんて十分に考えられます。

自分が弱ったことで、周囲の当たり前のようなものが変わっていくことに目を向けられるようになり、自分の周りの人達をもっと大切にしようと思えるようになりました。

自分が弱るまでこんなことに気づけなかったことが恥ずかしいのですが、今からでもまわりを大切に生きていこうと思いました。


無意識でやっていた私の周りを蔑ろにする行動を私が弱る前から教えてくれていた彼女には申し訳なさとありがたさで頭が上がりません。
弱る前の私とずっと仲良くしてくれていた皆さんにも今まで迷惑をかけていた分、もっと大切にしていきたいと思いました。