KLabExpertCampに参加して作ったembraceの解説を語る

表題の通りです

KLabExpertCampについて

9/8 ~ 9/12までの五日間KLabExpertCampというものに参加していました


#KLabExpertCampで調べるとその時のツイートがたくさん出てきます。


私が参加したこのKLabExpertCampがどういったものか簡単に説明すると、テーマに沿って知識を高めたり開発したりして楽しむインターンです。
今回のテーマはシェーダーだったのとメンターの方が私にとって神みたいな人だったので応募しました。
びっくりするぐらい楽しいイベントでした!めっちゃおもしろかったし表現の幅が広がる知識を得られましたb

タイトルのembraceというのはインターン中に作成した私のシェーダー作品の名前です。

embraceについて

ここからがこの記事で残して覚えておきたいことです。

↓がembraceをレンダリングした動画なので記事を読みつつご覧ください。
www.youtube.com

KLabExpertCamp内で説明に使用したスライドも貼っておきます。
docs.google.com
ここではこのスライド内のことを詳しく書きます。

作品に込めた思い

創作を続けていると寝食忘れて没頭しがちってのを表現してます。
私は視野がせまいのでそういう状況によくなっています。

作品解説

タイトルのembraceは「抱擁」って意味です。
作品展開はカメラを持った人が光を追いかけてたら肉の天井(以下ミート君です)に飲み込まれ、持っていたカメラが壊れて終了 です。
それぞれ指しているものがあるので説明していきます。

 暗い所で光を追いかける行為
  →創作行為そのもの
 ミートくん        
  →創作に没頭すると寝食を忘れるという狂気のようなもの
 カメラ
  →創作以外のものです

これらを踏まえたうえで先ほどの展開をかみ砕くとこうなります。

創作行為を行い続けていたら他のことが壊れたりおろそかになったりするぐらいの創作の狂気的な意欲に抱かれた

ここには私の経験が反映されています。
前の前の記事でも述べた通り、私は今鬱を患っていて無気力で何もできないような状態が続いていました。
シェーダーを描こうとしてもなかなか集中できず、何となく音楽を聴いて一日を終えるという日々が結構長く続いていました。

そんなころキャラバンパレスというバンドにはまり、エレクトロスウィングというジャンルと出会います。
私はエレクトロ系の音楽にあまり興味はなかったのですが、ジャズの要素とエレクトロが合わさったこのジャンルの曲はキャッチーなダンスナンバーが多く、気分が上がるのでとても好きになりました。

何も作れないことにイライラしていた自分は、気分転換にエレクトロスウィングを作ってみようと作曲に手を出します。
すると、これが面白くて面白くて作曲作業に没頭し始めます。
音楽をひたすら聴いて研究したり、あわびさんに教えてもらったりしながら完成はまだしてないものの、だんだんとクォリティが上がっていくことに自分の成長を感じていました。
この頃には僕が嫌っていた何も作れない自分というものはいないので、自分が好きになり毎日作曲の続きをやるのが楽しみになっていました。
反面、食事をとる回数と睡眠時間が減って狂ったような生活にはなっていました。 しかし私は幸せでした。

そんな中でKLabExpertCampが始まりました。
私は鬱になってからシェーダーをろくにかけてなかったのでめちゃくちゃ心配してたのですが、音楽で自信を持った私には無駄な心配でした。
昼間はシェーダーを描いて夜は音楽を作眠くなったらねるという生活はずっと続けばいいのにと思うくらい最高でした。
私は創作に没頭することで鬱々とした生活から抜け出し幸せを手に入れたのです。

映像では最後、肉に包まれてカメラが壊れますが、私にとってあれはハッピーエンドなのです。

また創作ができなくなった時どうなるか私にはわかりませんが、私は何か作っている私が好きで自分の作品も好きなので作り続けている限りは元気でいられると思います。


最後にKLabExpertCampでお世話になったがむさん、かねたさん、相場さん、参加者の皆さん、緊張したときの対処とか音楽とかカメラとか教えてくれたあわびさん 
本当にありがとうございます。

おかげさまで私は元気です。